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行政事務の環境整備を
昨日は総務財政委員会でした
多くのマスコミがいる中で議論の中心は仙台市の不適切な事務について
昨年11月の委員会で報告された源泉所得税の納付を1カ月遅れて5000万円の延滞税・不納付加算税が課された問題から、12月の委員会で緊急点検を過去さかのぼり行うことが報告され、今回速報値として過去5年間で1018件、金額にして1117万円発覚したという報告があり、それに対してトップバッターで質問に立たせていただきました
そもそもこの問題は責任論の話だけではなく、絶対に同じミスが起きない環境整備を行うという視点が重要であると11月の委員会から訴えて参りました
そのため現状の分析を行い、年末まで様々な民間企業で会計処理を行う方々からお話を伺いに行ってきました
そこで見えてきた現状として
① そもそも1万人以上という上場企業並みの人員を抱えていて、労務計算を行う人員が足りない可能性がある
② 仙台市の会計システムについて会計課に払い出しを起案する業務にエクセルで打ち込みを行っていることも明らかになり、システムが単純に古いものの可能性が高い、またそうであればRPAなどの活用により時間を短縮できる可能性がある
という事が分かってまいりました
自治体の会計は複雑に地方自治法が絡んでいることもあり、特殊なものではありますが、民間企業並みのシステムを導入することでミスが減るなら、ここには予算をかけるべきだと考えており、その旨で質問をさせていただきました
仙台放送より
https://nc.ox-tv.co.jp/news/detail/202301200001
私は高校卒業後工場で働いていました
その際に本当にミスが多い社員だったと反省し思い起こしますが、そのたびに当時の上司の方々は同じミスが起きないよう一緒に考えて下さり、ミスが起こったのは担当の責任ではない、そのやり方を考えるのが我々の仕事だから一緒に考えようと言っていただきました
皆様からお預かりする税金で運営されている自治体・行政なので責任論も重要なのは重々感じていますが、若い職員や市民サービス向上に熱く燃える職員が的確な事務が出来る環境を整備することも、また我々議会の仕事なのだと考えていますし、テクノロジーの活用によって市民サービスの向上に繋がるならなおのこと、積極的に議論をしなくてはいけません
まずはしっかりとした分析を行い、同じミスが起きない環境整備、そしてその先に続く市民サービス向上のために更なる議論を間もなく始まる第1回定例会で行ってまいりま